授業紹介｜火曜油絵クラス

2013年1月15日2017年11月5日

先週に引き続き、火曜日の油絵クラスはデスクワークです。今日は季節の花の苗を色鉛筆か水彩絵の具を使って描くという課題です。

日頃、油絵具に慣れ親しんでいると、「多少失敗しても後から塗り直せばいいや」という気楽な気持ちで絵の具を塗りがちです。そこが油絵具の絵具のいいところでもあるのですが、それがクセになるとやり直しのききにくい色鉛筆や水彩絵の具でのスケッチがかえって難しく感じる事が多々あるようです。

そこで今回は、色鉛筆や水彩絵の具の重ね方に気をつけて、練習用のコピー用紙に事前に塗り重ねのパターンを何通りも実験してから本番のスケッチブックに移るという手順でやってもらいました。

授業中の様子はこちら↓

Yさんは色鉛筆で

Mさんは水彩で取り組んでいます。

Oさんの作品。葉っぱの描写がとても魅力的です。特に右側の少し枯れかけたところの観察は秀逸です。

Mさんの作品。花びらと葉っぱの色の明るさの差に注目して、暗い葉っぱから明るい花が浮かび上がるように表現しています。

実は、来週からの油絵の課題は、今日の実験の成果を油絵に活かす「花と風景」というモノです。風景と言っても心象風景や室内風景など、解釈は自由です。今日の最後に課題説明はしたので、きっと皆さん、構図や構成を考えてこられるはず。前回は6回の授業で少し短く感じたので、今回は8回の設定にしました。途中多少の方針変更をしてもどうにか完成に持って行けるだけの時間はあるので、いろいろチャレンジしてくれればなと思います。

 

イワサキ