陶芸クラス<2025年11月窯出しの作品紹介(その1)>
カルチャー教室の陶芸クラスでは、年間6回本焼きを行っています。約2か月に1回のペースです。生徒さんたちは、前回の焼き上がりから形態や釉薬のバリエーションなど、先生と相談しながら連作的に一つのテーマを掘り下げいていく方もいらっしゃいます。1回のレッスンは6名までと、先生との距離が近いからこそできることでしょう。
さて、今日は11月1日窯出しの作品を紹介します。

不思議な形をした作品ですが、アクセサリーを整理して保管するためのものだそうです。小さくて、あちこちに散らかりがちなアクセサリーをまとめて置けるように、チェーンを引っ掛ける突起や、イヤリングなどがおける皿状のパーツなど、工夫して作られました。

こちらは、パンの形をした食パン皿です。タタラで作った板状の粘土から切り出して、端の部分を少し持ち上げて丸みをつけました。全体は乳白釉で、パンの耳の部分はアメ釉で仕上げました。

カップアンドソーサーです。同じ形のものを作るのは、なかなか技量が必要です。アメ釉の上にわら白釉を重ねがけしたことによってできたマダラ模様が、上品な雰囲気を醸し出しています。

カップアンドソーサーと、平皿の組作品です。全て手捻りで作っています。手捻りとろくろ、タタラ作りなど、さまざまな技法があるのですが、違う技法で組み合わせると雰囲気が合わなくなるので、手捻りで統一して制作しました。

手捻りによるコーヒーカップです。今回、初めてゴスによる下絵付けに挑戦しました。土と釉薬の組み合わせだけでなく、下絵付けを行うことで、ぐっと表現の幅が広がってきます。

5枚組のお皿です。タタラ技法で板状の粘土を作って、型紙で切り出すことで、同じ形に揃えています。全体はわら白釉で、口元にはベンガラを塗ってアクセントにしています。

グレーの色味のブレンド土で成形し、白化粧土を全体に塗った上で、作品を回しながら鉋を当てる「とび鉋」という技法で模様をつけました。透明釉とオリベ釉をかけ分けることで、内側と外側、口元に変化をつけています。

白土で成形して、その上に黒土を化粧土のように使って刷毛目模様をつけました。ろくろの上で回転している作品に、一発勝負で筆に含ませた黒土で模様をつけていく時の緊張感が伝わってくるかのようです。
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