陶芸クラス<2025年11月窯出しの作品紹介(その2)>

カルチャー教室の陶芸クラスでは、15種類の釉薬を使うことができます。
部分ごとに違った釉薬をかける「かけわけ」や、2種類の釉薬を重ねてかける「重ねがけ」などの技法を使うことで、表現の幅が大きく広がります。

一部釉薬については、市販のものでは飽き足らず、講師の先生が調合を研究中です。試し焼きの結果も納得いくものだったので、もうすぐ、生徒さんにも使っていただけることになるでしょう。

さて、11月1日窯出しの作品紹介、その2回目です。

陶芸クラス 2025年11月窯出しの作品

白土でベースの形を成形して、模様の形に削り、そこに黒土を埋め込みました。「象嵌(ぞうがん)」という技法で、はっきりと模様が際立つのが特徴です。全体は透明釉で、口元は緑青釉で釉がけをしました。

陶芸クラス 2025年11月窯出しの作品

こちらは、絵具を混ぜて色違いのカラー粘土を作り、それらを組み合わせて棒状にしスライスすることで金太郎飴のように模様が出てくる「練り込み」という技法で作ったお皿です。違う色の粘土を合わせて制作するため、粘土同士の継ぎ目にヒビが入ることが多いのですが、今回は全て成功しました。

陶芸クラス 2025年11月窯出しの作品

カラフルなお香立てです。白土で成形した後、下絵の具で色付けをしました。

陶芸クラス 2025年11月窯出しの作品

電動ろくろで成形した大ぶりなお皿です。周辺部分の青黒いところはゴスで、こげ茶のところはベンガラで彩色した上で、全体に黄瀬戸釉をかけました。

陶芸クラス 2025年11月窯出しの作品

たたら作りで成形した角皿です。全体にあめ釉をかけた上から、乳白釉を垂らすことで、マダラ模様が浮かび上がりました。

陶芸クラス 2025年11月窯出しの作品

たたら作りの両手皿です。全体はわらばいマット釉で釉がけして、縁の部分にはベンガラでアクセントをつけました。

陶芸クラス 2025年11月窯出しの作品

3脚1セットのワイングラスです。電動ろくろで同じ形を作るのは、とても大変ですが、こちらの生徒さんはチャレンジ中です。画像だと分かりづらいのですが、外側の上部はルリ釉を、下部は黒ツヤ釉をかけ分けています。

陶芸クラス 2025年11月窯出しの作品

電動ろくろで成形したお茶碗やグイのみです。外側は黒天目釉で、内側は乳白釉で仕上げました。


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