2023年9月窯出しの作品紹介2(陶芸クラス)

9月も半ばになりましたが、残暑の厳しい日が続きますね。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉はどこに行ってしまったのでしょうか。

さて、陶芸クラス。9月窯出し作品の紹介、その2回目です。

陶芸クラス9月窯出しの作品「そば猪口」

親子で参加されている生徒さんのお父さんお作品です。鉄マット釉でで仕上げています。下の部分の緑色は、透明釉に若草という顔料を混ぜて発色させました。

陶芸クラス9月窯出しの作品「そば猪口、お皿」

こちらは娘さんの作品です。蕎麦猪口は黒泥土にわら灰釉をかけました。化学反応でピンクになるんですね。ハートのお皿はタタラ製法で作って2色のかけ分けに工夫しました。

陶芸クラス9月窯出しの作品「かけ分けのお皿」

手捻りで作ったお皿です。空色釉とルリ釉をかけ分けて、涼しげな作品に仕上がりました。

陶芸クラス9月窯出しの作品「お皿、壺、お椀」

お皿は黒天目釉と織部釉のかけ分け、壺はアメ釉、茶碗はわら白釉に緑青釉を吹きかけました。お皿の緑のグラデーションは織部釉の濃さの変化によって自然に出たのだそうです。

陶芸クラス9月窯出しの作品「植木鉢」

弥勒菩薩の植木鉢です。そば釉で仕上げています。なんともユーモラスな作品です。

陶芸クラス9月窯出しの作品「小物入れ、スタンプ」

蓋付きの小物入れです。釉薬はアメ釉を使いました。スタンプは持ち手のところにだけ乳白釉をかけて、スタンプの部分は焼きしめになっています。その方がシャープに模様が出るのだそうです。

陶芸クラス9月窯出しの作品「おにぎりの箸置き」

ちょっと変わった形ですが、おにぎり型の箸置きだそうです。発想が面白いですね。

陶芸クラス9月窯出しの作品「ヘソ灸」

ハスをイメージした「ヘソ灸」です。窪みにモグサを入れてお灸にするのだそうです。左側はオリベ釉と緑青釉のかけ分け。右側は下絵具に透明油で色付けしました。

陶芸クラス9月窯出しの作品「お椀」

少し大きめのお椀です。口元から高台にかけての微妙なグラデーションは、鉄赤釉と黄瀬戸釉と透明油の重ねがけでできたものです。

陶芸クラス9月窯出しの作品「ラーメンどんぶり」

ラーメンどんぶりです。白土で成形した後に、下の部分に黒化粧土で波の形を描きました。ストライプの部分はルリ釉を、それ以外の部分はわら白釉をかけ分けして、その上から緑青釉を吹き付けています。口元はあえて円形にならないように変形させている、とても手の込んだ作品です。


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