ロクロで大作に挑戦!

1月の陶芸教室は多くの方が大作に挑戦されました。

画像手前はビアマグ、後ろは「とにかく大きな作品を作れるようになるために、まず高く引く練習」なのだそうです。ここで「引く」とは粘土をろくろで回転させながら上に伸ばしていくことです。

ビアマグと壷

先生曰く「まず高く引く。それから、どんどん広げていけばお皿に、真ん中を広く、口を狭くすれば壷のような形を作ることができる」のだそうです。とにかく、この円筒形が基本なんですね。

上の画像では、器の底の部分がギザギザだったり、べったりとテーブルにくっついていますが、このままでは見た目や使い勝手が悪いので、半乾きの状態で「高台削り」を行います。

高台削り

粘土でロクロの周りに土手のようなものを作って中心に作品を置き、回転させながらカンナを使って底面を削っていきます。この生徒さんの作品も大きいですね。このサイズの作品が作れるようになるには、かなりの時間が必要だそうです。

陶芸教室では、電動ロクロを使うまでに手捻りで様々な技法に触れた上で、菊練りをマスターしてもらいます。今回紹介した生徒さんたちはそれぞれ時間をかけてここまで到達されました。

お話を伺うと「やってもやっても、次から次へと課題が出てきて、そこがまた面白いところ」なのだそうです。やっぱり芸の道は深いですね