水彩画の絵具選択

水彩画には「透明水彩」「不透明水彩」「アクリル」など、さまざまな絵具があります。それぞれに特徴があるので、どの絵具を選ぶかによって、出来上がりのイメージは随分と変わってきます。

透明水彩による風景画

この生徒さんは透明水彩を使って、風景画や人物を描いています。
透明水彩は下の色が透けて見える性質を持つため、塗り重ねれば重ねるほど暗くなってしまいます。そういった意味で、やり直しの効きにくい絵具です。
この作品はご自身で撮ってきた手賀沼の写真から描きました。実際には夕方の暗い写真でしたが、あえて明るく爽やかな風景に仕上げるために、塗り重ねを抑えて絵具の発色の良さを活かして描きました。

アクリル絵具による風景画

こちらの生徒さんはアクリル絵具を使っています。
アクリル絵具は油絵具のように塗り重ねることができ、何層も絵具を重ねることで、重厚な表現が可能です。
この作品は北海道を旅行したときに撮った写真をもとに制作されました。夕方の海辺で目にした、空の青と夕日に染まって摩訶不思議な色になった雲との対比を、大胆なタッチで表現しています。

透明水彩と不透明水彩による植物画

こちらの生徒さんは毎回植物をモチーフに透明水彩と不透明水彩を併用して描いています。最初は「目の前にあるモチーフを写す」ところからスタートしましたが、最近ではモチーフを自分なりにアレンジして描くことにチャレンジしています。
この作品では赤いオシロイバナがモチーフでしたが、白いものを加えて画面のバランスを取っています。
透明水彩で下描きから中描きまで行い、仕上げでは不透明水彩の発色の良さを活かして、鮮やかに仕上げています。

カルチャー教室では、現在生徒募集中です。水彩、アクリル、油絵、日本画、陶芸とさまざまなコースがあります。気になるコースがありましたら、ぜひ一度お問い合わせください。指導料、材料費全てワンパッケージになった1日体験もあります。


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