陶芸クラス＜2025年8月窯出しの作品紹介（その１）＞
カルチャー教室の陶芸クラスでは、最初に湯呑みかカップ＆ソーサーを制作していただいた後は、生徒さんのつくりたいものを作っていただいています。電動ろくろを使えるのは、自身で菊練りができるようになってからという縛りはありますが、自由度の高い教室です。
生徒さんは、自分がご自宅で使いたいものを想像したり、雑誌やウェブサイトからアイデアをもらったりして通ってこられています。それ故に、完成した作品は十人十色です。そういった環境のなか、経験の違いを超えて、お互いに刺激し合っているようです。
さて、今日は8月30日窯出しの作品を紹介します。
カップ＆ソーサーです。空色は化粧土に青色の顔料を混ぜたカラー化粧土で、赤土で成形した上に重ね塗りして、透明釉で仕上げています。ソーサーの黒い部分は角砂糖を置くスペースでしょうか。
こちらのお皿も赤土で成形しています。わら白釉を全体にかけた上に、空色釉を重ねがけしてでてきた、柔らかな色調の模様が優しげな雰囲気を醸し出しています。
味見用の小さなカップです。白土に透明釉をベースに、アメ釉や緑青釉を口元やワンポイントで重ねがけしています。
白土で作ったお茶碗です。手前のものは下絵付けでお花の模様を、奥のものは口元にオリベ釉を重ねがけして、アクセントにしています。
白土で作った、コーヒーカップです。コーヒーを淹れて上から覗くと、ボディの凸凹の影響で、猫の顔に見えるという作品です。わら白釉で口元にはベンガラで変化をつけています。
黒土をろくろで成形した大皿です。全体は黒マット釉で、中央のくぼみには緑青釉を重ねがけして、シックな雰囲気ながら、爽やかな透明感を感じさせる作品になりました。
白土に下絵付けをした、小さくて愛らしいお雛様です。色使いや模様だけでなく、陶器独特の柔らかな形態感が、可愛らしさを引き立てています。
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